実家のキッチン・台所のリフォームの相場費用や工事期間はどれくらいなのでしょうか?
以下「実家のキッチンリフォームの相場費用はいくら?工事期間はどれくらい?」としてキッチンリフォームの相場費用についてまとめていきます。
実家のキッチンリフォームにかかる費用内訳
キッチンリフォームにかかる費用の内訳にはどのようなものが計上されているのでしょうか?
以下表にしてご紹介します。
キッチン本体代金 | キッチンを交換するキッチン本体価格 |
工事費 | 新しいキッチンへと交換する際の作業代 |
廃材処分費 | リフォーム工事の際に出た不用品の処分費用 |
室内養生作業費 | 搬入路やリフォームしない箇所にカバーや養生を行う際に発生する費用 |
交通費 | 職人がご自宅へ向かう際の足代です。※別途駐車料金がかかる場合もあります |
これらの諸費用に消費税がプラスされた金額がリフォーム費用になります!
実家のキッチンリフォーム価格に大きく関係するキッチンの型まとめ
実家のキッチンリフォームによくみられるのが既存のキッチンから対面式のキッチンに変更するといった型の変更リフォームです。
キッチンの型にはI型・L型・対面型の3つの型が存在します。
(左の写真からI型L型対面型の順。リノコHPより引用。)
それぞれの相場費用はI型約75万・L型約85万・対面型約110万円ほどとされています。
もしI型から対面型にキッチンの型を変えるようなリフォームを行う場合は本体代金以外にも内装や配管リフォームが必要となる場合が多いためその分の費用も発生することになります。
実家のキッチンリフォームの相場費用はいくら?
では実家のキッチンリフォームの相場費用はどれくらいなのでしょうか?
2021年のリショップナビデーターによるとキッチンリフォームの費用分布は以下のようになっており50万円から150万円の範囲で行われたリフォームが全体のキッチンリフォーム件数の半数以上を占めています。
50万円未満・・・14%
50万円から100万円未満・・・31%
100万円から150万円未満・・・24%
150万円から200万円未満・・・13%
200万円から250万円未満・・・7%
250万円以上・・・10%
実家のキッチンリフォーム いくらの費用でどんなリフォームができる?
ではこれらをふまえたうえで具体的にいくらでどれくらいのキッチンリフォームが可能なのでしょうか?
以下費用金額ごとにまとめていきます!
実家のキッチンリフォーム 50万円未満でできるリフォーム
50万円未満で実施できるキッチンリフォームは基本的には部分的な工事です。
例えばコンロ・換気扇・食洗機の交換や設置といった内容であれば30万円以内におさまることが多いです。
またワンルームの部屋にあるようなコンパクトなミニキッチンの交換であれば50万円未満で工事可能な場合があります。
実家のキッチンリフォーム 50万円から150万円未満でできるリフォーム
キッチンリフォームでもっとも件数が多い50万円から150万円未満でできるリフォーム事例にはキッチン全体を交換する工事が代表例です。
新たに導入するシステムキッチンのサイズ・性能・グレードや壁紙・床材も張り替えの有無、キッチンの位置変更の有無などによって費用が上下します。
実家のキッチンリフォーム 150万円以上でできるリフォーム
キッチンの位置移動などで大規模な配管工事(水道・ガス・電気)を伴うリフォームは金額が150万円を超える可能性があります。
特にキッチンを1階から2階に移動する場合の費用は200~250万円以上の予算を見込んでおいたほうが無難です。
これに加えて特注品・高級品を採用する場合・広範囲で内装補修が必要な場合・構造部の補強も必要な場合のリフォームは費用が300万円以上になることもあります。
実家のキッチンリフォーム 費用ごとのリフォーム事例&工期まとめ
ではより具体的に各リフォーム相場費用ごとのリフォーム事例や工期を紹介していきます。
50万円未満のキッチンリフォーム事例・工期
事例)キッチン交換リフォーム
リフォーム費用 | 40万 |
工事期間 | 2日間 |
50~100万円のキッチンリフォーム事例・工期
事例)L字キッチンを対面式にリフォーム
リフォーム費用 | 80万 |
工事期間 | 3日間 |
100~150万円のキッチンリフォーム事例・工期
事例)アンティーク調のキッチンへ変更リフォーム
リフォーム費用 | 120万 |
工事期間 | 5日間 |
150~250万円のキッチンリフォーム事例・工期
事例)食洗器付き&IHの利便性の高いキッチンへ!
リフォーム費用 | 150万 |
工事期間 | 7日間 |
250万円超のキッチンリフォーム事例・工期
事例)料理教室も開けるほどのキッチンにリフォーム!
リフォーム費用 | 300万 |
工事期間 | 7日間 |
実家のキッチンリフォーム費用をおさえるポイントまとめ
ご紹介したようにキッチンのリフォーム費用はその工事規模によって大きく変動し250万円を超える工事となるものもあります。
しかしこの金額は収納扉などの部材の選び方である程度はおさえることができます。
とくにキッチンリフォームの場合はその費用の大部分を占めるのはキッチン本体価格です。
そのためキッチンの各パーツの素材や追加するオプション機能の選び方を工夫することでコストカットできるのです。
以下具体的におはなししていきます!
実家のキッチンリフォーム費用をおさえるポイント➀・・・扉材&取っ手の素材
キャビネットや吊り戸棚などの扉材には「天然木・ステンレス・塗装(UV・ウレタン)・メラミン化粧板・オレフィン化粧板」といった素材があります。
この中で安さを最重視するならばオレフィン化粧板がおすすめです。
一番高い天然木素材のものに比べて価格が半分から6分の1に抑えられます。
一方で価格だけでなく機能もにある程度重視したい方にはメラミン化粧板がおすすめ。
比較的お手頃な値段で傷や汚れが付きにくく耐久性に優れています。
なお収納の取っ手部分も「木製」や「アイアン」などの素材の種類を選べる場合があります。
実家のキッチンリフォーム費用をおさえるポイント➁・・・ワークトップの素材
まな板やボウルを置いて調理を行う作業台となる部分をワークトップと呼びます。
ワークトップの素材には「天然石(御影石・クォーツストーンなど)・人工(人造)大理石・ステンレス・タイル・樹脂板」といった種類があります。
このなかで樹脂が一番安価なため値段を極力抑えたい方にはおすすめです。
実家のキッチンリフォーム費用をおさえるポイント⓷・・・シンクの素材
シンクの素材は「人工(人造)大理石・カラーステンレス(セラミックコーティング)・ステンレス」が主流です。
メーカーや機種によっても異なりますがステンレスが最も金額を安くできる傾向があります。
実家のキッチンリフォーム費用をおさえるポイント⓸・・・オプションの見直し
キッチンリフォームオプションには以下のものが挙げられます。
・扉やキッチントップの素材、デザイン変更
・オーブンの追加
・食洗機の追加
・浄水機能の追加
・収納スペースの拡張
これらのオプションの各費用と機能性をしっかりとおさえリフォーム会社からのアドバイスも参考にしながら本当にそのオプションが必要なのかを見極め不要なものは切り捨てましょう!
特にデザイン重視で動線を考慮しないリフォームを行ってしまうと「オシャレだけれど使いにくいキッチン」となってしまうので要注意です。
「実家のキッチンリフォームの相場費用はいくら?工事期間はどれくらい?」まとめ
以上「実家のキッチンリフォームの相場費用はいくら?工事期間はどれくらい?」でした。
リフォームの内容によって相場価格は大きく変わってきますがキッチンリフォームは大規模な配管工事やキッチンの異動を伴う大掛かりなものでなければ50~150万円が相場価格ということができそう。
さらに素材やオプションを見直すことでさらなるコストカットが可能といえそうです。
また工事期間については簡単なものであれば2日間。
大規模なものでも1週間ほどと考えておけば問題なさそうです。