実家の給湯器の交換リフォームの気になる相場費用は一体どれくらいなのでしょうか?
そして交換の際の注意点や費用を安く抑えるポイントは何なのか?
以下「実家の給湯器リフォームの相場費用や注意点は?費用を安く抑えるためのポイントは?」としてリフォームを検討するタイミングとともにまとめていきます。
実家の給湯器交換リフォームを検討するタイミングは?
まずは給湯器交換リフォームを検討するタイミングについてです。
給湯器の法定耐用年数(固定資産を通常の用途用法に沿って使用した場合に本来期待する役割を果たすとみなされる期間)は6年となっています。
もっとも一般的には給湯器が正常に作動する期間は10年が目安とされています。
特に故障などの不具合がない場合でも使用から10年経過するタイミングをめどにリフォームを検討するのがベストです。
実家の給湯器交換リフォームを検討する不具合のサインは?
また一般的な目安期間の10年はもちろん法定耐用年数の6年を経過していない場合でも給湯器に下記の現象があてはまる場合は交換リフォームを検討すべき不具合のサインといえます。
業者に相談し早急に対応しましょう!
給湯器交換リフォームを検討する不具合のサイン・・・本体から異音がする
お湯を出す際に「ガンッ」「ボンッ」と大きな着火音がしたら給湯器に異常がある合図です。
機器内部で不完全燃焼を起こしている危険性が高いです。
実家の給湯器交換リフォームを検討する不具合のサイン➀・・・本体が変形している
給湯器の本体が変形してしまっている場合ガス給湯器の内部で水漏れや腐食・ガス漏れや異常着火などが起こっている可能生があります。
実家の給湯器交換リフォームを検討する不具合のサイン➁・・・給湯器の水漏れ
給湯器の周りが不自然に濡れ水漏れが生じている場合は劣化などの理由で水道管の継ぎ目部分に亀裂が生じている可能性があります。(それ以外にも熱交換器や加圧逃がし弁などから水漏れしている可能性もあります。)
実家の給湯器交換リフォームを検討する不具合のサイン⓷・・・ガスのにおいがする
ガス給湯器の使用中にガスの臭いを感じる時は経年劣化などでガス管に亀裂が生じガス漏れしている可能性が考えられます。
またガス給湯器の内部で不完全燃焼している可能性もあります。
実家の給湯器交換リフォームを検討する不具合のサイン⓸・・・お湯の温度がおかしい
蛇口から出るお湯の温度が設定温度と差があり不安定な場合やオート・フルオートタイプの給湯器で設定温度より低い温度のお湯が出たり追い焚きができなかったりする場合はガス給湯器本体が経年劣化している可能性があります。
ガス給湯器の着火に時間がかかったりお湯が温まるまでに時間がかかったりする場合も同様です。
実家の給湯器交換リフォームを検討する不具合のサイン⓹・・・煙が出る
給湯器本体から黒い煙が出ている場合不完全燃焼を起こしている可能性が高いです。
危険ですので即座に使用を中止し早急に業者を呼びましょう。
実家の給湯器交換リフォームの相場費用はどれくらい?
給湯器交換リフォーム費用の内訳はズバリ「給湯器本体価格+工事費用+オプション費用」です。
相場費用としては10万~30万円ほどとされています。
また給湯器を通常タイプから追い炊き機能付きタイプのものに交換する場合のリフォームも25万円ほどが相場費用とされています。
また給湯器のリフォームの際にガスから電気給湯器への交換を検討される方も多いですよね。
この場合の相場費用は40~50万円が相場費用となっています。
別記事でまとめたコンロに関するリフォームについても同じことがあてはまりますがガスから電気への燃料の変更を伴うリフォームは費用がかかってしまうようです。
以下それぞれの内訳についてもう少し詳しく解説していきます。
実家の給湯器交換リフォーム費用内訳➀・・・給湯器本体価格
給湯器本体価格で注意を要するポイントは給湯器本体の価格に加えてリモコンの本体料金も必要になることが多いということです。
20号の屋外据え置き型のガス式機器を例とした場合、一般的な給湯器なら本体+リモコンで約15万円・風呂給湯器なら本体+リモコンで約30万円が相場価格とされています。(実際にはこれらのメーカー希望小売価格よりも30~60%割引、在庫状態によっては80%引で提供してくれるケースが多いです。)
そしてこれらの相場価格をベースに給湯器のサイズや機能が大きくなるほど価格も高くなっていきます。
実家の給湯器交換リフォーム費用内訳➁・・・工事費用
給湯器の標準工事価格は3万~6万5千円とされています。
ちなみにこの標準工事価格とは既存の機種と同じタイプの給湯器に交換する場合にかかる工事費用のこと。
そのためタイプの違う給湯器に交換する場合は別途工事費が発生しこの相場価格より費用がかかることに注意しましょう!
以下給湯器交換リフォームにかかる主な工事作業を表にまとめ紹介します。
給湯器交換リフォーム主な工事内容 | ➀取り付け、交換の工事費 ➁給湯・ガス・給水・追い焚き管の接続工事費 ⓷リモコンの接続工事費 ⓸出張費 ⓹元々使っていた給湯器の撤去・廃材処分費 ⓺点火試験費 |
実家の給湯器交換リフォーム費用内訳⓷・・・オプション費用
給湯器の交換に加えて配管カバーやガスホースなどを交換する場合は別途部材費や交換費がかかります。
また給湯器が高い位置や極端に狭い場所に設置されている場合は作業が難しいため別途費用がかかることがあります。
以下給湯器の交換時に発生する可能性があるオプションや費用目安を表にして紹介します。
オプション内容 | 費用目安 |
配管カバー交換 | 3,000~10,000円 |
ガスホース交換 | 6,000〜10,000円 |
据置台交換 | 7,000~13,000円 |
排気カバー交換 | 3,000~20,000円 |
PSアダプター設置 | 4,000~15,000円 |
高所作業費 | 約25,000円 |
狭所作業費 | 約10,000円 |
実家の給湯器交換リフォームの注意点まとめ
給湯器の交換リフォームは同タイプの給湯器と交換する場合はさほど難しい作業ではありません。
しかし別タイプの給湯器に交換する場合は注意点があります。
追い炊き機能給湯器に交換する場合は配管工事が必要になり別途作業費が発生することをおさえておきましょう!
また給湯器は製品によりサイズや取り付け方が異なるため取り付けた後に外壁の色の違いが気になったりビス穴が露出して補修が必要になったりする場合があります。
事前にリフォーム業者と打ち合わせをしっかり行いましょう!
さらにはリフォーム後の給湯器の容量が適正かどうかの見極めも重要です。
例えばお子さんが大きくなってお湯の使用量が増える場合はそれに応じた容量の給湯器を選ぶ必要があります。
実家の給湯器交換リフォーム費用を安く抑えるポイントは何?
ではそんな給湯器交換リフォーム。
できるだけ安く費用を抑えるポイントは何なのでしょうか?
大きく➀本体価格の見直し➁工事費用の見直し⓷補助金制度の活用の3つが挙げられます。
以下それぞれについて解説していきます。
実家の給湯器交換リフォーム費用を安く抑えるポイント➀・・・本体価格の見直し
上述の通り給湯器はサイズや機能によって価格が変動します。
例えば暖房機能や追い炊き機能が無いタイプの給湯器はあるタイプのものに比べて価格が半額ほどで済む場合があります。
実家の給湯器交換リフォーム費用を安く抑えるポイント➁・・・工事費用の見直し
給湯器の交換を同タイプの交換とすることで工事費用やオプション費用を抑えることができます。
またリフォーム業者によっては本体+施工のセット割を導入しているところもあります。
実家の給湯器交換リフォーム費用を安く抑えるポイント⓷・・・補助金制度の活用
地方自治体によっては購入費用の一部を補助してもらえる補助金制度があります。
お住まいの自治体が補助金制度を実施しているか確認してみましょう。
実施している場合は大幅に負担が軽減できます。
最大限に活用しましょう!!
「実家の給湯器リフォームの相場費用や注意点は?費用を安く抑えるためのポイントは?」まとめ
以上「実家の給湯器リフォームの相場費用や注意点は?費用を安く抑えるためのポイントは?」でした。
相場費用は10万から30万円。
そしてこの費用は給湯器の本体価格や工事内容を見直すことでさらにコストカットできます。
そしてお住いの自治体が補助金制度を実施している場合はさらなるコストカットが可能となります。
お住まいにあった給湯器をしっかり見極め効率的な交換リフォームを心がけましょう!