実家のお風呂リフォームを行う際に気になることと言えば「リフォーム費用はいくらくらいかかるのか?」そして「リフォーム工事期間はどれくらいかかるのか?」の2つですよね。
そこで具体的なお風呂リフォームの施工事例やリフォーム費用を安く抑えるポイントも紹介しながら以下まとめていきたいと思います。
実家のお風呂リフォーム 費用の内訳にはどんなものがある?
お風呂リフォームの際にかかる費用の内訳にはどんなものがあるのか?
まとめると以下の表のようになります。
補修費(必要な場合)2~15万円
費用内訳 | 目安費用 |
ユニットバス製品 | 25~120万円※バスのグレードにより価格が変動 |
既存バスの解体撤去費用 | 3~13万円 |
仮設工事(搬入出・養生など) | 2~3万円 |
基礎工事・土間打設 | 2~7万円 |
給排水・配管工事 | 3~10万円 |
電気工事 | 3~6万円 |
新規ユニットバス組み立て工事 | 8~10万円 |
入り口ドア・袖壁などの修復工事 | 4~10万円 |
産廃処分 | 2~3万円 |
諸経費・管理費など | 5〜8万円前後(工事費の5~15%程度) |
実家のお風呂リフォームの相場費用はいくら?
お風呂のリフォームは50万円~150万円の範囲内で実施できた例が圧倒的に多く全体の約8割を占めています。
以下の円グラフで金額ごとのリフォーム工事割合を紹介します。
(※リショップナビより引用)
実家のお風呂リフォーム 具体的な工事別の相場費用や工事期間まとめ
では具体的なお風呂リフォーム工事ごとの相場費用や工事期間はどれくらいなのでしょうか?
まとめると以下の表の様になります。
工事内容 | 費用 | 工事期間 |
ユニットバス全体交換 | 50~150万円 | 約4日間 |
在来浴室からユニットバス | 60~150万円 | 約1週間 |
在来浴室から在来浴室 | 50~200万円 | 2週間~1か月 |
浴室の拡張・移動・増築 | 75~250万円 | 拡張1週間~1ヶ月・移動・増築:2週間~1か月 |
実家のお風呂リフォーム用語解説 在来浴室とユニットバスの違い
さてここで浴室について用語の説明をしていきたいと思います。
上述の「お風呂リフォーム 具体的な工事別の相場費用や工事期間まとめ」のなかで在来浴室という聞きなれない用語が出てきました。
一体この在来浴室とは何なのでしょうか?
ユニットバスとあわせてお話ししていきます。
お風呂リフォーム用語解説・・・在来浴室とは?
在来浴室は文字通り昔ながらの浴室のこと。
一般的な部屋に防水加工を施しその上にコンクリートやタイルでお風呂場を作っているものです。
防水加工をしている点以外は他の部屋と変わらないため築20年位でタイルがひび割れし水漏れやシロアリなどのトラブルが発生しやすいというデメリットがあります。
実家のお風呂リフォーム用語解説➀・・・ユニットバスとは?
ユニットバスは浴槽や壁・天井・床などのパーツを工場で作り施工現場で組み立てるバスルームのことです。
全体が継ぎ目のない構造になっているので水漏れのリスクが少なくまたパーツを組み立てるだけなので工期が短いメリットがあり最近の浴室で主流になっています。
実家のお風呂リフォーム用語解説➁・・・第3の浴室「ハーフユニットバス」とは?
そしてこの在来浴室とユニットバスを組み合わせた第3の新たな浴室として注目を集めているのがハーフユニットバスです。
浴室内に屋根の傾斜や出っ張った柱があるなどの理由で規格サイズのユニットバスが入らない場合に間取りを変えることなくリフォームできるというメリットがあるうえ費用も一般的なユニットバスの工事と同等の50~150万円が相場となっています。
実家のお風呂リフォーム 施工事例紹介
ではここで実際のお風呂リフォームの施工事例をいくつか紹介していきます。
実家のお風呂リフォーム 施工事例紹介➀・・・酸素美泡湯付きバスに交換リフォーム
工事内容 | 費用 | 工事期間 |
酸素美泡湯付きバスに交換リフォーム | 80万円 | 2日間 |
保湿性の高く人気の「酸素美泡湯」付きユニットバスへの交換リフォーム!
明るく清潔感ある雰囲気のなかで美容効果アップも期待できます。
実家のお風呂リフォーム 施工事例紹介➁・・・浴室改修&給湯器交換リフォーム
工事内容 | 費用 | 工事期間 |
浴室改修&給湯器交換リフォーム | 110万円 | 5日間 |
古く傷んだタイルの浴室改修と耐用年数を超えている給湯器の交換リフォームで見栄えが良く安心して使えるお風呂のリニューアルに大成功しました!
実家のお風呂リフォーム 施工事例紹介⓷・・・最高級素材+オプションで最高級のお風呂に改造!
工事内容 | 費用 | 工事期間 |
最高級のお風呂に改造 | 200万円 | 7日間 |
TOTOの最高級バス『シンラ』に加え石畳風の床。
さらにはリモコン付きの換気暖房乾燥機・16型ワイド液晶のテレビ・オーバーヘッドシャワーなどオプション機能にもこだわりぬいた最高級のお風呂の実現に成功しました!
実家のお風呂リフォーム費用を安く抑えるポイントまとめ
ではそんなお風呂リフォーム費用を安く抑えるポイントは何があるのか?
以下まとめていきます。
実家のお風呂リフォーム費用を安く抑えるポイントまとめ➀・・・浴槽素材の見直し
浴槽の素材にはFRP・ステンレス・大理石・ホーローの4つが主な素材です。
FRPとは繊維を強化したプラスチックのこと。
ホーロー(琺瑯)は鉄、アルミニウムなどの金属材料表面にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものです。
この4つの素材の中でFRP・ステンレスは安価な一方大理石・ホーローは高価です。
リフォーム費用を安く抑えたい場合は浴槽の素材はFRP・ステンレス製品を選びましょう。
実家のお風呂リフォーム費用を安く抑えるポイントまとめ➁・・・オプションの見直し
お風呂リフォームの際のオプションにはテレビの設置・浴室暖房乾燥機・ジェットバス機能・追い炊き機能などが挙げられます。
これらのオプションをつければつけるほどリフォーム費用が掛かってしまうため本当にそのオプションが自分や家族にとって必要なものなのかしかりと見極めましょう。
またこれらのオプションの中でジェットバス機能だけは後付けとした場合費用が高額となる場合があることも押さえておきたいポイントです。
実家のお風呂リフォーム費用を安く抑えるポイントまとめ⓷・・・補助金制度の活用
お風呂リフォームがバリアフリー目的の場合は介護保険適用となる場合があります。
断熱化工事・高断熱浴槽の導入といった省エネリフォームを実施する際には、国や自治体の補助金対象になる可能性があります。
また「住宅簡易改修工事費助成」などの制度では、工事金額や協定業者などの要件を満たせば、介護・省エネ対策ではないリフォーム工事も補助対象となっています。
おすまいの自治体に行おうとするリフォームが補助金の対象となっていないか確認してみましょう!
実家のお風呂リフォームの際の注意点まとめ
お風呂のリフォームを行っている間は当然ながら家のお風呂を利用することができません。
そしてお風呂リフォームの中には工事期間に1か月以上要するものもあるため近くに風呂やシャワーを浴びることのできる施設がない場合は施工業者に簡易シャワーの手配をしてもらう必要があります。
簡易シャワーのリースには数万円必要となるためその分けの費用も予算に組み込んでおく必要があります。
また浴槽に関してはネット上だけでなく実際にショールームなどで確認することをおすすめします。
サイズや素材感などは実際に見てみるとイメージとずれている場合もあります。
お風呂リフォームは頻繁に行えるものではないため商品を選ぶ際は慎重に後悔しないことを心がけましょう。
「実家のお風呂リフォームの相場費用や工事期間はどれくらい?費用を安く抑えるポイントは何?」まとめ
以上「実家のお風呂リフォームの相場費用や工事期間はどれくらい?費用を安く抑えるポイントは何?」でした。
リフォーム工事内容によって変わっては来るものの相場費用は50~150万円。
工事期間は1週間から1か月ほどと考えてくのがよさそうです。
そして費用は素材やオプションの見直しに加え補助金制度の活用によって相場費用より安くすることも可能です!
素材に関してはリフォーム業者と調整を行い補助金制度に関してはお住いの自治体窓口に抜かりなく確認してみましょう!!