大切な田舎の実家の外壁のひび割れ。
その原因には実家の老朽化はもちろんここ最近日本各地で頻発する地震も大きなな要因となっており他人事ではなくなっていますよね。
そこで本記事ではそんな実家の外壁ひび割れ修繕リフォームを行う際の相場費用や費用を安く抑えるコツなどをまとめていきたいと思います。
実家の外壁のひび割れ その主な原因は何?
まずは外壁のひび割れが何故発生するのか?
その主な原因を紹介していきます。(地震などの大規模な自然災害による外壁の破損は除きます。)
外壁のひび割れは外壁の老朽化により生じますがその要因としては以下のような様々なものが挙げられています。
・紫外線
・雨風
・排気ガス
・大気中のちりやごみ
・カビやコケ
実家の外壁のひび割れ リフォーム修繕を行う目安は?
このように様々な要因で発生する外壁のひび割れですがリフォーム修繕を行うべき目安は10年ほどとされています。
では具体的に外壁にどのような兆候が表れた場合にリフォームを検討すべきなのでしょうか?
以下紹介していきます。
実家の外壁のひび割れ リフォーム修繕を行う目安は?・・・緊急性「低」の兆候
まずはいますぐリフォーム修繕を行う必要はないもののリフォームをする時期が近づいてきている兆候まとめです。
・色褪せ
外壁の色褪せは紫外線や風雨によって塗膜表面が劣化している状態です。
この状態では劣化により防水・防カビ・遮熱といった塗料に付与されている機能が発揮できていません。
リフォームを行う緊急性は低いものの保護機能が損なわれているため放置するとチョーキングや塗膜の剥がれなどにつながります。
・汚れ
排気ガスや大気中のチリ・ホコリによる外壁の汚れ、雨だれなどが見られる場合は塗膜が劣化しているサインです。
汚れが気になるくらいであれば急いでメンテナンスする必要はないものの汚れを放置すると劣化を早める原因となります。
家庭用の高圧洗浄機などを使い、年に数回程度は掃除しましょう。
また台風や暴風などの自然災害あとは汚れがつきやすいため自然災害後にも掃除するのがおすすめです。
・鉄部のサビ
5年~10年程度経過すると鉄部や金属部の塗装が劣化してサビが出やすくなります。
表面にサビが発生している程度であれば経過観察で問題ありませんがサビは放置すると広がっていきます。
サビは進行すると外壁に穴をあけることもあるため要注意です!
初期のサビを発見したら、スポンジやブラシを使ってサビを落としましょう。
(ただしサビは原因を取り除かないと進行を食い止められないので、一度業者に見てもらった方が無難です!!)
・ヘアークラック
ヘアークラックとは「幅0.3mm以下・深さ4mm以下」の微細なひび割れのこと。
もっとも塗膜の劣化によって表面にひびが入っている状態なので構造材に影響はありません。
そのためただちに補修する必要はないものの塗料を塗り直す時期にきているサインでもあります。
クラックが大きくなったか比較できるよう、写真を撮っておきましょう。
実家の外壁のひび割れ リフォーム修繕を行う目安は?・・・緊急性「中」の兆候
ここでは早めの補修が必要な劣化症状についてご紹介します。
・チョーキング現象
チョーキングは外壁を触るとチョークのような白い粉がつく現象です。
「白亜化」とも呼ばれる塗料の劣化症状で防水効果が失われているサインです。
この状態では雨水から建物を保護できておらず建物内部がダメージを受けている可能性もあります。
チョーキング現象が確認出来たら業者に点検してもらいましょう。
・塗膜の剥がれ
塗膜が剥がれると防水機能のない外壁材がむき出しになります。
そのため外壁材は風雨や紫外線によるダメージを直接受けてしまうため雨漏りが起こりやすくなります。
また雨水により外壁材がダメージを受けると落下の可能性もあるので早めの補修が必要です。
・幅0.3~1mmのひび割れ
深いひび割れが入っていなければ今すぐ対処が必要なほど深刻な状況ではありません。
しかしひび割れの診断は難しいです。
浅く見えても建物の安全性に影響を及ぼす深いひびが入っている可能性もあります。
そのため0.3mm以上のひび割れを見つけたら早めに業者に点検してもらいましょう!
・カビ・コケ・藻
カビ・コケ・藻は湿気の多いところや日当たりが悪い場所に発生しやすいです。
これらが外壁に発生しているということは塗膜の防水機能が損なわれている可能性があり放置すると人体にも悪影響を及ぼす可能性があるため早めの補修を検討しましょう!
・目地(シーリング材)の劣化
外壁材同士のつなぎ目や外壁とサッシの間には樹脂でできたシーリングという目地材が使われています。
シーリング材は建物の気密性・防水性を高め、振動による建物へのダメージを和らげていますが5年程度で劣化が始まります。
ひび割れや肉やせ・剥離・欠落といった劣化症状が見られる場合は雨水が建物内部に浸入してくる可能性があるため早めの補修が必要です。
実家の外壁のひび割れ リフォーム修繕を行う目安は?・・・緊急性「高」の兆候
ここでご紹介する兆候は建物に深刻なダメージが発生している状態です。
そのためお住いの外壁に該当する箇所ある場合は今すぐ修理を依頼しましょう。
・雨漏り
外壁や屋根が劣化していない限り雨漏りは発生しません!
雨漏りが発生しているということは建物内部にまで水が浸入している状態のため断熱材や柱が腐食している可能性があります。
建物の寿命を大幅に縮めるばかりかカビやダニの発生により人体を害することもあります。
早急に補修しましょう!
・構造クラック(壁や基礎部分のひび割れ)
構造クラックとは建物の壁や基礎部分に生じる深いひび割れのことです。
構造材や外壁内部から割れが起きていて建物の強度が著しく低下しているサインです。
※特に「幅0.3mm以上かつ深さ4mm以上」のひび割れは、構造クラックの可能性が非常に高いです。
そのため、早急に点検・補修を行うことが重要です。
基礎部分に生じたひび割れも同様に注意が必要ですので、建物の安全性を確保するためにも、ただちに専門家に点検を依頼しましょう。
・穴・へこみ・欠け
穴やへこみ、欠けが見られる場合早急な補修が必要です。
外壁に大きな傷があると雨漏りの原因となるだけでなくシロアリや野生動物が内部に侵入しやすくなります。
実家の外壁ひび割れ修繕リフォーム 相場費用はどれくらい?
このように様々な要因で発生する外壁のひび割れ。
ではこれらを修繕する際の相場費用は一体どれくらいなのでしょうか?
外壁のひび割れ修繕リフォーム費用は外壁の種類や状態がどのくらい悪化しているかなどによって異なります。
そこで以下外壁のタイプごとの費用の相場についてご紹介していきます!
一般的な外壁ひび割れ補修リフォームの相場費用
一般的な外壁ひび割れ補修の相場費用は一回あたり約1〜5万円ほどとされています。
なお足場が必要な高所作業になると別途足場代が加算されその相場費用は約20〜50万円まで跳ね上がってしまいます。
さらにひび割れの大きさや深さや状態の悪化度合いなどによっては修理工法が異なり費用も上下します。
サイディング外壁のひび割れ補修リフォームにかかる相場費用
サイディング外壁とはボード状になっている外壁です。
この外壁は1枚ずつ貼り付けて施工されているためこの外壁表面にひび割れが見られる場合はその箇所を含むボードのみを新しいものと交換するというのが一般的な修繕リフォーム工法です。
具体的には➀「一旦既存のボードを剥がし骨組みの状態から下地補修」➁「新しいサイディングの取り付け」という流れになります。
そのため既存の外壁材の撤去費用も発生しまた新たに取り付けるサイディング外壁の材質によって費用も大きく異なってきます。(材質ごとの目安価格ですが樹脂系だと1平方メートルあたり約10,000円前後、木製で約6,000円、金属系で約4,000円、窯業系で約3,000〜5,000円ほどとされています)
これらに人件費が加わることでその相場費用のトータル金額は約150〜200万円ほどと外壁修復工事としてはかなり高額な部類に入ります。
モルタル外壁のひび割れ補修リフォームにかかる相場費用
モルタル外壁はセメントと砂と水を混ぜたもので構成されている外壁です。
防水性能が比較的低く表面に塗装することで防水性を保っており塗装の劣化や住宅全体での揺れや雨の後の乾燥収縮などによってひび割れが起こります。
下地と塗装のひび割れがモルタル外壁におけるひび割れの最も一般的のもので軽微なものであればコーキング材をクラックに塗り込み塗装して対処します。
大きく目立つひび割れの場合はモルタル自体を塗り直す必要がありこの場合の相場費用は約40〜80万円前後とされています。
タイル外壁のひび割れ補修リフォームにかかる相場費用
タイル外壁は、太陽光や気温差など天候の影響を受けることで膨張や伸縮を繰り返し劣化していきます。
タイル自体にひび割れが生じている場合はそのひび割れが小さな箇所であれば部分的にタイルを貼り直すことで対処できます。
タイルの間の目地にひび割れが見られる場合エポキシ樹脂を使って割れ目を埋めモルタルと塗料で仕上げるのが一般的です。
これらタイル外壁ひび割れ補修リフォームの相場費用としては約60〜200万円ほどとされています。
実家の外壁ひび割れ修繕リフォーム費用を抑えるコツは何?
ではそんな外壁ひび割れ修理リフォームの費用を少しで安く抑えるコツは何かあるのでしょうか?
具体的な方法について以下紹介していきます!
実家の外壁ひび割れ修繕リフォーム費用を抑えるコツは何?・・・相見積もりの取得
これは外壁ひび割れ修理リフォームに限った話ではありませんが・・・リフォームを行う際は必ず複数の業者から相見積もりを取りましょう!
「リフォーム=ぼったくり」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが法外な工事費用を請求する業者も実際に存在します。
複数の業者から見積もりを取ると補修費用の相場を把握できますし業者の対応や見積もり書の内容まで比較できりためぼったくり被害に遭うリスクを大幅に軽減できます。
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実家の外壁ひび割れ修繕リフォーム費用を抑えるコツは何?・・・自社施工の業者に依頼
リフォーム費用を安く抑えるには自社施工の業者に頼むのもポイントです。
ハウスメーカーなどの規模が大きな業者は実際の修繕を下請けの業者に依頼しています。
この場合本来の工事費用に20~30%程度の中間マージンが上乗せされ同じ内容の工事であっても自社施工の業者に頼むより割高になってしまいます。
実家の外壁ひび割れ修繕リフォーム費用を抑えるコツは何?・・・火災保険の適用
台風などの自然災害が原因で外壁にひび割れが発生した場合は火災保険が使えるかを保険会社に確認しましょう。
火災保険は住まいに関する“もしも”に備えるための保険です。
そのため自然災害も補償の対象となるため大雨や台風、竜巻、ひょうなどによって外壁が傷ついた場合保険が下りる可能性があります。
実家の外壁ひび割れ修繕リフォーム費用を抑えるコツは何?・・・補助金・助成金の活用
お住まいの自治体で外壁に関する補助金・助成金があれば、積極的に活用しましょう!
補助金・助成金は返済義務がないので受給できれば負担を大幅に減らせます。
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