新年早々発生した石川県能登半島での大地震。
ニュースで流れる凄惨な光景を見て改めて地震の恐ろしさを痛感するとともに大切な実家を地震から守るためのリフォームの必要性を強く感じたという方も多いのではないでしょうか?
しかし実際に現時点の実家が地震対策リフォームを行うべきなのか否かを素人が判断するのは難しいですよね。
そこで本記事では実家の地震対策のリフォームを行うべき目安基準や専門家に頼んだ場合の相場費用などを紹介していきます!
実家の地震対策リフォーム リフォームを検討すべき目安は?こんな現象が起きたら要注意!
まずは地震対策リフォームを検討すべき目安についてです。
おすまいにどのような現象が生じたならばリフォームを検討すべきなのでしょうか?
以下紹介していきたいと思います!
地震対策リフォームを検討すべき目安は?こんな現象が起きたら要注意!➀基礎にひび割れが発生!
おすまいの根幹ともいえる基礎の部分にひび割れが発生した場合は早急に地震対策リフォームを検討すべきです。
能登沖地震のような大地震が来た場合倒壊の恐れが非常に高いです。
地震対策リフォームを検討すべき目安は?こんな現象が起きたら要注意!➁シロアリが発生!
基礎部分のひび割れのようにあからさまに見えるような不具合がなくてもおすまいでシロアリを見かけた場合は要注意です!
建物内部のおすまいを支える根幹部分がシロアリにより腐食されている可能性があります。
地震が多い地域にお住いの方は害虫駆除と併せて地震対策リフォームの必要性も頭に入れておきましょう!
地震対策リフォームを検討すべき目安は?こんな現象が起きたら要注意!⓷ネズミなどの害獣が発生!
またシロアリのような害虫のみならずネズミなどの害獣を見かけた場合も建物内部の大事な部分が腐食している可能性があります。
害獣駆除とあわせて地震対策リフォームの必要性を頭に入れておきましょう!
実家の地震対策リフォーム リフォームを検討すべき建物構造上の目安ポイントは?
ここまで地震対策リフォームを検討すべき現象ポイントを紹介しました。
しかしそれとは別にもう1つおすまいの構造上の観点から地震対策リフォームを検討すべきポイントがあります。
以下紹介していきます。
地震対策リフォームを検討すべき建物構造上の目安ポイントは?➀増築を2回以上実施
おすまいに増築を2回以上行っている場合は地震対策リフォームを検討すべきとされています。
その理由は増築を行うと増築した部分と既存の住宅との接続部が地震によってひび割れしやすくなるとされており2回の増築はお住いの耐震性に決定的なダメージを与えるとされているからです。
あてはまる方は今すぐ検討しましょう!
地震対策リフォームを検討すべき建物構造上の目安ポイントは?➀2000年6月以前に建築
おすまいを2000年6月以前に建築したという方も要注意です。
おすまいを建てる際の指針基準となる法律として建築基準法という法律があります。
この法律によって建物を建てる際の満たすべき耐震基準が定められています。
この法律は1950年に制定され1981年の改正を経て2000年6月に再度改正されています。
現行の基準に沿って2000年6月以降に建てられたおすまいであれば震度6クラスの地震でもまず問題ないレベルとされています。
その一方でそれ以前におすまいを建てられた方は要注意!
特に2011年の東日本大震災以降大地震が日本各地で起こっており2000年6月の耐震基準では古いとする意見もあるようです。
実家の地震対策リフォーム 耐震診断を専門家に委託する場合どこに頼めばよい?
さてここまでおすまいが地震対策リフォームを検討すべきかいなか(これを「耐震診断」といいます。)の目安基準をお話ししてきました。
これらは素人がセルフでも確認できるポイントといえます。
しかしどうせならば専門家に地震対策リフォームを行うべきか否かしっかり判断してほしいという方も多いと思います。
しかしこの耐震診断・・・一体どこに頼めばいいのでしょうか?
このご時世ネットで「耐震診断 委託先」と検索すれば業者は山のように出てくるもののなかには悪質なぼったくり業者もいるようです。
そこで悪質な業者か否かを見極めるためのポイントがホームインスペクター(住宅診断士)の資格を持つ専門家かいなかということ。
このインスペクター資格はNPO法人や一般社団法人などの団体が受講者や受験者に対し付与しています。
そんな中でも公益社団法人である建築士会が認定する建築士会インスペクターは国家資格である建築士が建築士会にて講習を受け、認定試験に合格したもののみが登録できる資格のためトップオブインスペクターといえます。
もっとも後述しますがこの建築士会インスペクターの資格を持つ方に住宅診断を委託した場合は結構なお金がかかります。
実家の地震対策リフォーム 耐震診断を専門家に委託した場合の相場費用は?
ではこれらのインスペクター資格を有する専門家の方々に耐震診断を委託した場合の相場費用はどれくらいなのでしょうか?
建築士会インスペクター以外のNPOや一般社団法人らが認定するインスペクター資格保有者に委託した場合は簡易的な目視の診断(目安時間2,3時間のもの)で5万円程度とされています。
対して建築士会インスペクター資格保有者に委託した場合は同じ簡易的な診断でも40~100万円が相場費用とされています。
高額な分資格を保有するまでの道のりが大変で信憑性が高いとはいえ・・・なかなか高額ですよね。
「実家の地震対策リフォームを検討するべき耐震診断の目安基準は?委託先や相場費用は?」まとめ
以上「地震対策リフォームを検討するべき耐震診断の目安基準は?委託先や相場費用は?」でした。
セルフで上述のポイントを診断し怪しいと思ったら建築士会インスペクター資格保有者に住宅診断を委託・・・これが理想の流れといえそうですがなかなか金銭的に厳しいというのが一般的な感覚ではないかと思います。
しかし実はこの建築士会インスペクター資格保有者による耐震診断を無料でできる可能性があります。
自治体によっては定期的に建築士会インスペクター資格保有者による無料診断を実施しています。
是非こういった機会を逃さずお得に耐震診断を行いすまいを守っていきたいものですね。
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