外壁塗装リフォーム費用は塗装リフォームを行う面積によって変動しますがその他にも様々な要因で変動します。
とくに塗装リフォームを行う際の必需品である塗料は大きなポイントです。
一般的に塗装リフォーム費用全体に占める塗料費の割合は約2割とその比重は大きいです。
そのため塗料ごとの特徴や相場価格を知ることで費用を抑えることができます!
そこで本記事では外壁塗装リフォーム費用と大きく関係する塗料の種類ごとの特徴をまとめていきます。
外壁塗装リフォーム費用と大きく関係する塗料の種類ごとの特徴まとめ・・・アクリル樹脂
アクリル樹脂を主成分とする軽量な塗料です。
相場費用は1㎡あたり1,000~1,800円とほかの塗料に比べて値段が安いのがメリットといえます。
その一方で耐用年数は3~8年と比較的短いためメンテナンス用の塗料としてはあまり採用されていません。
外壁塗装リフォーム費用と大きく関係する塗料の種類ごとの特徴まとめ・・・ウレタン樹脂
密着性に優れたウレタン樹脂が主成分の塗料です。
柔らかい塗料なので複雑な形状の壁にも塗ることができる万能性に加え剥がれにくいという性質も持っています。
昔から使用されている塗料のため経験豊富な職人が多く安心して任せやすい点はメリットでしょう。
1㎡あたりの費用は1,400~2,500円。
耐用年数は5~10年です。
外壁塗装リフォーム費用と大きく関係する塗料の種類ごとの特徴まとめ・・・シリコン樹脂
シリコン樹脂を主成分とする塗料です。
実は外壁塗装リフォームに使用される塗料の主流はこのシリコン塗料です。
シリコン塗料は大きく水性1液型・溶剤1液型・溶剤2液型の3種類に分類され溶剤1液型と溶剤2液型ではグレードが異なります。
直前に硬化剤を混ぜて塗装を行う2液型のほうがグレードが高く価格こそ高めなものの耐久性に優れています。
費用の割に耐久性と耐水性が高くコストパフォーマンスに優れてるのがシリコン塗料の主な特徴です。
1㎡あたりの費用は1,800~3,500円。
耐用年数は7~15年が目安です。
外壁塗装リフォーム費用と大きく関係する塗料の種類ごとの特徴まとめ・・・ラジカル塗料
ラジカル塗料はシリコン樹脂を主成分とする塗料ですが塗膜の劣化を防ぐことで耐用年数を伸ばした塗料・・・いわば改良版シリコン樹脂塗料です。
チョーキングと呼ばれる塗料の劣化を防ぐ効果がある塗料として近年注目を集めておりそのなかでもシリコン樹脂にラジカル制御型酸化チタンを組み合わせた塗料は特に耐候性が高いとその効果は高く評価されています。
1㎡あたりの費用は2,200~2,800円。
耐用年数は10~13年です。
外壁塗装リフォーム費用と大きく関係する塗料の種類ごとの特徴まとめ・・・フッ素塗料
フッ素塗料は蛍石にフッ素樹脂を配合することで耐熱性や耐寒性を高めた塗料です。
紫外線や酸性雨にも比較的強く付着した汚れが雨で落ちやすいという特徴もあります。
1㎡あたりの費用は3,000~5,000円。
耐用年数は15~20年です。
外壁塗装リフォーム費用と大きく関係する塗料の種類ごとの特徴まとめ・・・その他の特殊な塗料
ここまで外壁塗装リフォームにおける代表的な塗料を紹介しました!
このほかにも建物の断熱性や遮熱性を高めるためにセラミックビーズを配合した「セラミック塗料」や塗料のチョーキングや色あせを防ぐために無機物を配合した「無機塗料」などの特殊な塗料も存在します。
ちなみにセラミック塗料は1㎡あたりの相場費用が3,500~5,000円(耐用年数は10~25年程。)
無機塗料は1㎡あたりの費用が3,500~5,500円(耐用年数は15~20年程)とされています。
「外壁塗装リフォーム費用と大きく関係する塗料の種類ごとの特徴まとめ」まとめ
以上「外壁塗装リフォーム費用と大きく関係する塗料の種類ごとの特徴まとめ」として外壁塗装リフォーム費用に大きくかかわる塗料の特徴や相場費用を種類ごとに紹介しました!
外壁塗装の費用は使用する塗料によって大きく変動します。(総額では数十万円もの差が生まれるケースも!)
つい安い塗料を選びたくなるかもしれませんが塗料の価格に伴って耐用年数も長くなります。
そのため長期的に見れば単価の高い塗料を選んだ方が塗り替えまでの期間を伸ばせるため結果的にコストを節約できる場合もあります。
そのため外壁塗装リフォームの塗料選びには「価格が安い=お得とは限らない」という考えをしっかりもって選ぶのが最も後悔しない選び方と言えそうです。
コメント