リフォームを建築士さんに任せた方がいい場合はどんなリフォームを行う場合なのでしょうか?
また建築士というと1級建築士と2級建築士というワードをよく聞きますよね。
はたしてこの1級と2級の違いは具体的になんなのでしょうか?
本記事でまとめていきたいと思います。
リフォームを建築士に頼んだ方がいい場合はどんなとき?
建築士は建築物の設計および工事監理を行う職業の免許を受けた者をいいまさに建造物のスペシャリスト的な存在です。
ではそんな建築士にリフォームを頼んだ方がよい場合にはどんな場合が挙げられるのでしょうか?
一般人にはなかなかその判断が難しいところですよね。
結論からいうと工事の規模が小さいリフォーム(壁や天井のクロス張替えやトイレの便器、浴室のユニットバスやシステムキッチンなどの設備機器の交換といった業種が多岐に渡らないいわゆる「模様替え」程度のリフォーム)ならば特に建築士に任せる必要はありません!
建築士にリフォームを任せた方がよいケースはズバリ➀建築士が設計・デザインを行い➁それに伴う図面を作成し⓷工事中も現場へ出向いて工事を請け負っている工務店や建設会社の現場監督や建て主さんと打合せ&工事監理をするといった3つのことを必要とするレベルのリフォーム内容の場合です。
リフォームを建築士に頼んだ場合のメリットとデメリットまとめ
では実際にリフォームを建築士に任せた場合のメリットとデメリットにはどのようなものがあるのか?
以下それぞれまとめていきます。
建築士にリフォームを任せた場合のメリット
・依頼主の希望やこだわり建物のあらゆる可能性を探りながら設計&建築を進められる
・作成した設計図を元に設計通りに施工されるかなどの工事監理を行うので工事の品質の向上に繋がる
・建築についての専門知識と経験を併せ持つ建築士に依頼することへの「安心感」を持てる
建築士にリフォームを任せた場合のデメリット
・時間と手間がかかる場合がある
・設計費や管理料などの費用がかかる場合がある
※設計費は通常のリフォーム会社であれば工事費用の5~15%ほど、たいして建築士に頼んだ場合は10~20%ほどとされています
1級建築士と2級建築士の違いは何?
さてそんな建築士ですが・・・一級建築士と二級建築士があります。
ではその違いは何でしょうか。
実は一級建築士と二級建築士では資格試験の難易度も違えば資格取得後設計できる建物の種類や面積さえも異なります。
以下それぞれまとめていきます。
一級建築士の概要まとめ
建築士の中でも最高峰に位置する資格が一級建築士です。
規模・構造形式・構造材料共に、「何でも」設計可能な点が大きな特徴です。
そのためリフォームを行う戸建住宅のような比較的小規模な建築物はもちろんオリンピック競技施設など国を代表する大規模な建築物の設計も行うことができます。
そのため一級建築士には意匠、構造、設備の高度な知識が必要とされるため試験の合格難易度は高いです。(製図試験は4割超えとそこまでではないですが学科試験は合格率が約15%と激ムズです。)
また免許も国(国土交通大臣)が与えます。
二級建築士の概要まとめ
二級建築士は一級建築士に比べて設計できる建物の規模と構造に制限があります。
建物高さ13m軒高9mを超える建物は設計できません。
また建築物の延べ面積も制限を受け1000㎡以上の建築物設計は認められていません。
簡単に言えば「戸建住宅程度の規模」がその対象です。(すなわちリフォームのスペシャリスト的な存在の建築士さんといえます)
また免許も各都道府県知事が与えることになっています。
「リフォームを建築士に頼んだ方がいい場合は?1級と2級建築士の違いはなに?」まとめ
以上「リフォームを建築士に頼んだ方がいい場合は?1級と2級建築士の違いはなに?」として建築士についていろいろとまとめてみました。
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